IIIIIIIIITOMO(いーーーとも)第3回目ゲスト のがみみち子(のがみみちこ)/WEBデザイナー・美顔率講師

~心に残ったコトバ~
『好きなものを、自分自身で選んできた』

IIIIIIIIITOMO(いーーーとも)好きなものを、自分自身で選んできた

中学校の頃から、X JAPAN(エックスジャパン)にはまり、聴いていた。高校時代の友達に会うたびに言われるのは、「野上の印象は、ジャラジャラチェーンを付けて、教室の片隅でエックスジャンプ(※)をしていた子」。
大学は、ファッションを学びたくて、神戸芸術工科大学のファッションデザインコースへ。学べる大学がここだけだった。4回生の期は、氷河期真っ只中。就きたかったアパレル業界も、もちろん同じ。就職活動も中盤にさしかかる頃、出会えたのが「アシックス」の求人だった。パンプスを作っている部署。内定をもらう。これが、スポーツウェアやシューズの部署なら、きっと応募していなかった。全く興味がなかったから。
入社して5年。とてもやりがいのある仕事だった。けれど、次に何をするかを決めずに退職を決めた。当時、終電を逃すことが増えていた。大好きなライブにも行けなくなっていた。結婚したら、たぶん両立はできないだろう。もし辞めたら、私に何ができるんだろうか。当時27歳。転職するなら「今だな」と思った。

IIIIIIIIITOMO(いーーーとも)第3回目ゲスト のがみみち子(のがみみちこ)/WEBデザイナー・美顔率講師漠然と考えていたのは、「ライブに行ける仕事。自宅でパソコンを使える仕事」ということだけ。ある日、梅田を歩いていたら、アシックス時代の取引先の男性と偶然出会い、送別会をしてくれることに。デザイン企画会社を経営していたその男性から言われたのは、「ウェブができる人がいないから、できるようになってくれると助かる」。声をかけてもらえるのは、うれしい。「ありがとう」と言ってもらえるのは、もっとうれしい。この言葉をきっかけに、進む方向を決めた。自分がフリーランスのウェブデザイナーになるなんて思ってもみなかったけれど、朝起きて、仕事をイヤだと思ったことはない。

好きなものを、自分自身で選んできた。
何かを決断する時、何かを手放さなければいけないこともある。
それでも、私は迷わず次に進みたい。

※エックスジャンプ:X JAPAN(エックスジャパン)のライブでの定番曲「X」演奏時に行われる観客のジャンプのこと。両腕を交差しながらするジャンプ。

【ゲスト】のがみみち子(のがみみちこ)WEBデザイナー・美顔率講師
1977年10月生まれ。神戸芸術工科大学 芸術工学部工業デザイン学科 ファッションデザインコース卒業。株式会社アシックス入社。レディースパンプス、ウォーキングシューズの企画開発に携わる。その後、WEB制作を学び、フリーランスに。2007年7月、「でざいんおふぃす こけじぞう」を開業。WEB制作全般、印刷デザインなどに携わる。2013年12月、美顔率インストラクターを開始。和太鼓にも、かなりはまってます。

【写真撮影】松本 亜希子(まつもと あきこ)フォトグラファー/こども写真教室認定講師/アルバム大使
1985年4月生まれ。長野県出身。伊丹市在住(在住歴1年)。2児の母。2016年秋、伊丹市への引っ越しを機に、フォトグラファーの活動を始める。出張撮影をメインに、家族写真、イベント写真、プロフィール写真などの撮影を行う。子どもにカメラを持たせ、子どもの可能性を引き出す、「こども写真教室」を不定期に開催。「尼ノ物書キ行脚」写真講座担当。「ITAMI HANDMADEPARTY」ワークショップ出展。